フェアトレードのおかしな真実――僕は本当に良いビジネスを探す旅に出た
知りませんでした。でも、うすうす感じていた??。・゚・(ノД`)

身近にあふれる「人と地球にやさしい」は
本当に世界を良くするのだろうか?

もはや手放せないスマートフォンやタブレット型PC、
毎朝のコーヒーや量産されるファッショングッズが
紛争や人権侵害のもとに成立しているとしたら……


公正さや社会貢献を認証するはずのラベルが
単なる売り文句になっているとしたら……

「このコーヒーを飲めば、アフリカの貧しい人が救えます」
「このアクセサリーを買えば、恵まれない子どもたちが学校に通えます」
……信じてもいいのだろうか?


中国の組み立て工場(主な製品はiPhoneやiPadなど)、
本当の意味を成していない認証ラベル(環境保全やフェアトレードなど)、


死と隣合わせのコンゴの鉱山(その鉱石は私たちのPCやスマートフォンの中にある)。

複雑で、簡単には見きれないサプライチェーンに疑問を抱き
世界一周の旅に出たジャーナリストが直面した、誰も知らない驚きの真実。

私たちの日常にあふれている商品の見方が、完全に変わるだろう。


――『インディペンデント』紙

欲深い企業を批判する本は山ほどあるが、
あらゆる現場に足を運び建設的な意見と提案をする本はほかにない。
――ティム・ブッチャー(『デイリー・テレグラフ』紙・元海外特派員、ジャーナリスト)


私は、本当にこうした農家の暮らしを改善しているのだろうか?
彼らは本当に有利な取引ができているのだろうか?
特定のコーヒーを買うことでだれかの暮らしを改善することなど、
そもそも可能なのだろうか?

再びロゴのことを考え、あのキャッチコピーはひょっとすると
「第三世界の生産者にとって、より有利な取引にしようと試みている」
と言ったほうが正確なのではと思った。
そして、何かが成されているという事実に、
いいことをしたような気になっている自分にも気付いた。

――「はじめに」より


[著者] コナー・ウッドマン Conor Woodman
英国TVキャスター、ジャーナリスト。ナショナルジオグラフィックの番組「Scam City」のホストを務め、世界中で取材を行う。
本書において、英国で最も優秀な政治に関わる文書に贈られるオーウェル賞を受賞。

[訳者] 松本 裕
米国オレゴン州立大学農学部卒。小学校時代の4年間を東アフリカのケニアで、大学卒業後の2年間を青年海外協力隊員として西アフリカのセネガルで過ごす。
帰国後より実務翻訳に携わり、その後2009年に初の訳書『アフリカ 動きだす9億人市場』を上梓。
他の訳書に『世界で生きる力』『世界を変える教室』『私は、走ろうと決めた。』(以上、すべて英治出版)などがある。