子どもは親を選んで生まれてくる
興味深い内容です~ (・∀・)つ

産婦人科医の著者が、子供たちの胎内記憶の証言を通して、

現在の出産方法や子育てへの警告を発しながら、いのちの神秘さ、

素晴らしさ、これからの胎教と楽しいお産、楽しい子育てのあり方を語っています。

また、流産や死産にも大きな意味あり生命が宿ることは神聖な受胎であり、

この世に生を受けることは、単に肉体が生まれるだけではなく自らの

魂を向上させるための、大きな意志をもった生であるいうことを、

メッセージにして送っています。


お母さんの胎内にいたころの記憶や、生まれる前の記憶を覚えて
いる子どもたちは、じつは意外にたくさんいます。そして興味深いのは、子ども
たちは「自分で親を選んで生まれてきている」ということ。たとえ病気や事故、
虐待など困難な人生であってもまた流産や死産で無事に生まれることが叶わな
かったとしてもそうなることを知りつつ、それでも子どもたちはどうしてもお母
さんに会いたくて、必死で生まれてくるというのです。産婦人科医の著者が調査
した、胎内記憶や誕生記憶、過去生の記憶、一度死んで生まれ変わるまでの中間
生の記憶など母子の証言から胎児〜新生児の心の世界が見えてきます。また胎児
のいのちのも生まれてからのいのちも同じ尊さをもったいのちであることを真摯
に受けとめられる書です。


赤ちゃんを亡くした悲嘆は、はかりしれないほど大きいものです。

けれど、赤ちゃんは決して、お母さんを悲しませたいわけではありません。
赤ちゃんは、お母さんやお父さんを苦しませるために生まれてきたわけではない
のです。たとえ短い一生でも、その瞬間を生きていたことを認められ、

誉めてもらいたいと思っています。

そして、お母さんやお父さんが自分の命を通して幸せになり、

輝いてほしいと願っているのです。
赤ちゃんを亡くすことではじめて、人生を見つめ直すこともあるでしょう。

亡くなった赤ちゃんは、「家族の流す涙」「親子の絆」「命の大切さ」「思いやり」
などを教えてくれます。お母さんだけではなく、お父さんやきょうだい、

祖父母、そして医者、看護師、助産師など、お産に関わったすべての人に、

それぞれ違うメッセージを残していくのです。

その意味では、自ら積極的に死産を選び、何かを伝えようとしている

赤ちゃんもいるように思えてなりません。
流産や死産の後、亡くなった赤ちゃんの存在を身近に感じて、
「赤ちゃんがにこにこ笑っていて、幸せそうに遊んでいるイメージが浮かぶんです。

私はこんなに悲しいのに、どうしてでしょうか」
というお母さんは、たくさんいます。

赤ちゃんは、おなかに宿れただけでこのうえなく嬉しいのです。

その心を、お母さんに感じとってもらいたいのかもしれません。
悲しみから癒され、喜びを感じることを、赤ちゃんへの裏切りのように思う

お母さんもいるようです。けれど、「悲しみと共に生きればいい」という言葉は、

優しく聞こえますが、赤ちゃんが本当に望んでいることとは違うはずです。
赤ちゃんは、お母さんにメッセージを受けとってもらいたいのです。

このお母さんならわかってくれると信じて、命をかけてこの世にやってきたのですから、

どうかその期待に応えてあげてほしいと思います。


池川 明 著者

1954年東京都生まれ。帝京大学医学部大学院卒。医学博士。上尾中央総合病院
産婦人科部長を経て、1989年横浜市に池川クリニックを開設。胎内記憶・誕生記
憶について研究を進める産婦人科医として、マスコミでも取り上げられること
が多く、講演などにも活躍中。
またより良いお産を目指して、親子や家族が豊かな人生を送ることが出来るよ
う、クリニックや講演等でお産の楽しさ、素晴らしさを伝えている。トマス・
バーニー医博が創立し、デーヴィッド・チェンバレン医博らも所属する、アメリ
カ出生前・周産期心理学協会(APPPAH)会員。著書に、『ママのおなかをえらん
できたよ』『おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと』(リヨン社刊)
『おなかの中から始める子育て』(サンマーク出版)『生まれる前からの子育
て』(学陽書房)等がある。