人間アレルギー なぜ「あの人」を嫌いになるのか
なるほどと、、(´∀`) 是非お読みください!!
親友、親子、夫婦、上司と部下――良好だった関係が、なぜ急にうまくいかなくなるのか。
ささいな理由で存在までも許せなくなるのはなぜか。
豊富な臨床経験 と研究の蓄積が導き出した答えがここにある。
身体のアレルギー反応と同じく、人間の心には人間を拒絶する仕組みがあるのだ。
その全貌と核心に迫り、具体的 な処方を示す。 

出版社からのコメント
いきなりですが、質問です。次のうち思い当たる項目はありますか。
□ 集団の中にいると疲れてしまう
□ 相手の良い点よりも悪い点が目につく
□ 自分の弱みは見せたくない
□ 嫌いな人と同じ柄の服を着ている人を嫌いになる
□ 苦手な人と会ったら気づかないふりをしてやりすごす
□ 「ベタベタ」か「ツンツン」の関係しかもてない
□ ひとつ許せないことがあると、すべて許せなくなる
□ 怒りに火がついたら自分を止められない

あてはまる項目があったら、本書を手に取ってみてください。

まず、「はじめに」「おわりに」「目次」を眺めることをお勧めします。
数ページで本書の主旨と概略がつかめます。
面白そうだな、と思った方は、ぜひ本編へどうぞ。
症例の具体的な解説と、豊富に掲載されている関連コラム(実例)を
読むというプロセス自体に、治療的な効果があるはずです。

お時間のある方は、もうすこしお付き合いください。
人間アレルギーとは何か。著者の岡田尊司さんは
「人間の人間に対する過剰な異物認識と心理的な拒絶反応」(p.3)、
「心理的なアレルギー現象」(p.54)と定義しています。

岡田さんは臨床経験27年のベテラン精神科医ですが、
たくさんの患者を診察する中で、人間アレルギーが「急速に拡大している」(p.168)
という実感が あったそうです。誰にでも、苦手な人はいるものですが、
それが原因で生きることがつらくなってしまっている人が増えている――
そのような状況を前に、岡田 さんはプロとして問題意識をもっていました。

「今日の精神医学は、表面にあらわれている症状によって疾患を
分類するという方法(症状診断)をとっている。そのため、
症状ごとに別々の診断名が与えられ、何が真の病因なのかがわかりにくい」(p.27)

現代人が感じる「生きづらさ」は、根本原因を特定(病因診断)・
治療しない限り完治しない。そう考えた岡田さんが、先人たちの研究成果を
丹念にひもとき、日々の診察を重ねた結果として到達した答えが、「人間アレルギー」でした。

身体のアレルギー反応と同じように、人間の心には人間を拒絶する仕組みがある――
本書は、免疫学の驚異的な発展に伴い詳細に解明されつつある身体の
アレルギー・メカニズムを下敷きに、「生きづらさ」の諸症状を考えようというアプローチです。
『愛着障害』や『母という病』といった著作のある岡田さんは、
愛着研究の第一人者として知られますが、本書はその最新の成果でもあります。

著者 岡田尊司(おかだたかし) 精神科医・作家
1960年香川県に生まれる。東京大学文学部哲学科に学ぶも、
象牙の塔にこもることに疑問を抱き、医学を志す。
京都大学医学部で学んだ後、同大学院精神医 学教室などで
研究に従事しながら、京都医療少年院、京都府立洛南病院などに勤務。
2013年から岡田クリニック院長(大阪府枚方市)。
開院したのは、生きづらさを感じながら日々を過ごしている人が
気軽に相談できる身近な「安全基地」になりたいとの思いからだった。
『愛着障害』(光文社新書)、『母という 病』(ポプラ社)、
『マインドコントロール』(文藝春秋)など多くの著作を通じても、
人々の悩みや不安に向き合っている。