2017/06/30 に公開

【NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)】
安倍首相の「意向」によって設置が決定したとされる今治市の加計学園の問題をきっかけに、「国家戦略特区」がクローズアップされてきました。
アベノミクスの目玉政策として2013年から登場した国家戦略特区ですが、いったいどのようなもので、各地でどのような計画が進められているのでしょうか?
先の国会で問題となったのは、規制をなくしていく際の意思決定や手続きの不透明・不公正さでした。規制緩和が縁故主義的に行なわれることはもちろん論外です。また「規制」とひとくくりにして「悪」とみなしてしまえば、私たちの暮らしや産業を守るルールが根こそぎ失われ、社会が不安定化することでかえって経済の活性化を阻む要因にもなりかねません。
必要なのは、なくすべき規制と、守るべき規制とを区別し、国民にもオープンな形で議論を進めることではないでしょうか。
私たちは、2014年、国家戦略特区が実施される前の段階で、その影響や懸念を『徹底解剖国家戦略特区』(コモンズ)という本にまとめました。
それから3年が経ち各プロジェクトが実施されている中で、改めて国家戦略特区の内容を検証します。ぜひお越しください。
テーマと発言者
・国家戦略特区とは何か?―その意図としくみの問題点
奈須りえ(大田区議)
・「社会に必要な規制」と行政の役割※講師依頼中
・家事代行サービスと女性の労働
竹信三恵子(ジャーナリスト、和光大学教授)
・「競争力強化」と「外国人就労」で農業・農村はどう変わるのか?
大江正章(コモンズ代表,PARC共同代表)
・自由貿易と国内規制緩和―医療、都市開発、国際金融都市
内田聖子(PARC共同代表)
参考文献:
『徹底解剖国家戦略特区――私たちの暮らしはどうなる?』
アジア太平洋資料センター編
浜矩子・郭洋春・奈須りえ・内田聖子ほか著